| 総括
エイズ予防プロジェクト「映写会によるエイズ予防国民啓発活動」は2007年2月から11月までの10ヶ月間、ニアメイ市及びその周辺の村で実施された。
初期はCCISDと共に「現地NGO団体の集会に協力する」という方法でJAFAの活動が進められた。現地NGOの団体は10人から20人の小さな集会を夜21時頃から始めている。対象者を限定して座談会形式でエイズに関する啓発運動を行っている。この活動を支援しているのがCCISDと呼ばれる国際機関である。約30のNGO団体を資金で支援し、エイズ予防活動を促進している。
一方、マーケッティング ソーシャルと呼ばれる国際機関はNGO団体を使ってコンドームの普及と販売促進を行っている。コンドームはニアメイ市内の何処ででも75F CFA(3個入り)で販売されている。
ウイルスの感染経路としてはセックス、ウイルスで汚染された刃物、母子感染など。エイズの予防として、ニアメイ市内では禁欲(ABSTINENCE)とコンドームという言葉が若者の間で定着し始めている。知識として知ったが、それを実践する段階になると簡単ではない。これまでのセックスに対する習慣、生活様式を変えなければならない。精神的にも経済的にも生活の変更を余儀なくされる。
ニジェールでは(他のアフリカの国々も同じだが)エイズ拡大の最大の要因を「貧困による」としているが、物で豊かなアメリカやヨーロッパあるいは日本でもエイズは広がっている。貧困という言葉と肥大化したエイズ関連ビジネスが20数年経った今もエイズを存在し続けさせている。国際機関、国家、関係者たちの間であまりにも利害が絡み合い過ぎていて、最も必要とされている現場(エイズ患者、HIV保有者、情報を配信されていない多くの国民)に援助の手が十分に届いていない。 |